
雨の中のシロサイ (White Rhinoceros /
Ceratotherium simum)。アフリカにはシロサイとクロサイが居るのですが、名前の付け方がとてもいい加減です。体色はどちらも似たようなもので、シロサイの方が白いというわけではありません。写真を見て頂くと分かると思いますが、シロサイの口は横に長い形をしています。そこで付けられた名前がWide-mouthed Rhinocerosだったのですが、いつの間にかWideが訛ってWhiteに、mouthedが取れてWhite Rhinocerosに、片方がWhiteだからもう片割れはBlack Rhinocerosだ、そして和名はその直訳というわけです。ちなみにクロサイはちょっとした象の鼻のような、良く動く逆三角形の上唇をしています。ケニアのシロサイは密猟により一度絶滅しており、現在みられるのは南アフリカより移入、定着した個体群です。写真のサイには耳に切れ込みがありますが、これは個体識別用につけられた印です。本当なら野生のサイに人工的な傷はつけたくありませんが、密猟者が虎視眈々と狙っている現状では致し方ありませんね。
カメラ: Pentax K-5
レンズ: DA☆300mm F4.0
絞り: F4.0
露出時間: 1/320 sec
ISO感度: 6400
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10-21(日)19時50分|シロサイ
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シロサイ(
Ceratotherium simum)の親子。角がとても長いですね。以前ナイロビ国立公園に行ったとき、ゲート前に実物大のサイのブロンズ像があって、その角があまりに長いので、「こんな角の長いサイ居ないよ(笑)」とバカにしていたら、ナクル湖にはその像よりさらに角の長いサイが普通に居ました(笑)。逆に日本の動物園のサイはどうして角が短いんでしょう?ちなみにこの写真、この大きさでは分かりませんが完全にピンボケです。望遠レンズで小さく写っている被写体に完全にピントを合わせるのは難しいですね。ファインダーでは全然わかりません。
カメラ: Pentax K-x
レンズ: FA77mm F1.8 Limited
絞り: F3.2
露出時間: 1/125 sec
ISO感度: 400
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08-25(土)11時04分|シロサイ
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ナクル湖畔に佇むシロサイ。サイはゾウと並び密猟による圧力を最も強く受けている動物です。密猟者の目当てはもちろんその立派な角です。角は漢方薬(強壮剤)として用いられますが,その薬理効果は科学的に立証されていません。平たく言えば迷信に過ぎないのですが,アジア、特に中国での需要の高まりを受けて、その重量あたりの末端価格は今や軽く金を越えます。私の所属するケニア野生生物公社(KWS)の一番重要な仕事が,これら密猟者から野生動物を守ることです。レンジャーの武器は主にAKー47などの自動小銃ですが,チャイナマネーの支援を受けた密猟者集団は重機関銃で武装したヘリコプターなど、より強力な武器を用いており,戦況は思わしくないようです。戦死者も多数出ています。現在日本で象牙や犀角を見ることは殆どありませんが,もし見かけることがあれば、彼らを守るために文字通り命がけで戦っている戦士達の事を思い出してください。
撮影データ
カメラ:
Pentax K-5レンズ:
DA☆300mm F4.0絞り: F4.0
露出時間: 1/320 sec
ISO感度: 3200
05-14(月)17時57分|シロサイ
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