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マサイマラのヒョウ

ヒョウ

「ビッグ5」と言う言葉をご存知でしょうか?かつてはアフリカのサファリツアーと言えば、ヨーロッパの王侯貴族や富豪を対象とした狩猟ツアーでした。狩猟のターゲットとしての難易度(見つけにくさ・返り討ちに遭う危険さ)と見栄えで選ばれた5大動物が「ビッグ5」で、アフリカゾウ、サイ(シロサイ・クロサイ)、バッファロー、ライオン、ヒョウがエントリーされています。狩猟旅行が動物観察旅行に取って代わった今でもビッグ5という言葉は良く使われていますが、観察・撮影の難易度と言う点ではバッファローは余りに簡単なので、代りにチーターを入れて「新ビッグ5」にすべきという声を聞きます。さて、この新旧ビッグ5の中で狩猟はともかく、観察する上で最も難易度が高いのはやはりヒョウ(Leopard / Panthera pardus)でしょう。大型肉食動物と言う点でまず非常に個体数が少なく、さらに樹上単独生活で夜に行動することが多いということで、毎日サファリツアーに出ているガイドですらなかなか目にかからないそうです。そんなビッグ5のラスボスとして私の前に立ちはだかっていたヒョウですが、先日マサイマラ国立保護区で初めて観察することができました。生憎、太陽を背にした酷い逆光と小枝が邪魔をして、あまり見栄えのする写真は撮れませんでしたが、ともあれケニア生活1年半を前にしてやっとビッグ5をコンプリートする事ができました。ちなみに以前は大金持ちの特権だったサファリですが、現在は安いツアーならナイロビ発2泊3日360米ドル(入園料・移動・宿泊・食事など全部込み)ほどからで行くことができます。

ヒョウ

 さてこのヒョウ、本来はアフリカからユーラシアの広い範囲に生息する動物でしたが、毛皮や娯楽目的の狩猟や生息環境の破壊、家畜を襲う害獣としての駆除などにより生息数を減らし、それなりにまとまった数が生息しているのはアフリカの一部だけになってしまいました。殊に日本のすぐ近く、ロシアのアムール川流域に生息する亜種の一つ、アムールヒョウは三十頭前後にまで数を減らし、まさに絶滅寸前です。ある生物種が継続的に生き残るためには、集団内に最低限の遺伝的多様性が必要です。残念な事ですが、30頭と言う数は最低限の遺伝的多様性を大きく下回っていると考えられます。幸い日本を含む世界各地の動物園にアムールヒョウが飼育されており、彼らがアムールヒョウを絶滅から救う最後の砦となるかもしれません。


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ヒョウ

leopard

未だ野生の姿を見ない動物第二弾、ナイロビサファリウォークのヒョウです。ヒョウは木の上を住処にするネコ科の猛獣です。待ち伏せ・奇襲による狩りを得意としており、体長はチーターとほぼ同じですが、はるかにガッチリした体格をしています。希少動物に間違いはないのですが、意外にも人里近くにも住んでおり、ヤギ小屋が襲われてヤギが全滅するといったことがままあるようです。観光業者にはドル箱の猛獣も、牧畜民にとっては厄介者以外の何者でもないようで、毛皮が高価で売れることもあいまって密猟の危機にさらされています。

カメラ: Pentax K-5
レンズ: DA☆300mm F4.0
絞り:  F4.0
露出時間: 1/320 sec
ISO感度: 800

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福井智一

Author:福井智一
ケニアにて野生生物保護の仕事をしていました。
日本においてもアフリカの野生動物を守る活動を続けていこうと考えています。
ケニア各地で撮影した写真を通じて、アフリカの大自然の魅力をお伝えします。
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