
モンバサのハラー・パークにて飼育されているパフアダー(Puff Adder /
Bitis arietans)。通常1m前後、最大で1.9mに達する、マムシやハブと同じクサリヘビ科の毒蛇です。非常にがっしりとして太く、体重は最大で6kgに達します。同じBitis属のガブーン・バイパーやライノセラス・バイパーになると更に太く短く、殆どツチノコ体形になります。熱帯雨林を除くサハラ砂漠以南のアフリカに広く分布し、アフリカで最も犠牲者を多く出している毒蛇です。頭がとても大きく、注入される毒の量も非常に多いので咬まれると非常に危険で、命が助かっても四肢切断などの重篤な後遺症を残すことが多いそうです。他のクサリヘビ科の蛇と同じく、主にネズミなどの小型哺乳類を捕食しています。ここのパフアダー、何とねずみ返し付きの壁に囲まれているだけで、オープンな状態で飼われて居ます。鈍重なヘビなので壁を越えることは出来ないんでしょうけど、なかなかスリリングです。
いつもご訪問ありがとうございます。ブログランキングに参加しています。上のアイコンを1日1クリックしていただけると励みになります。
スポンサーサイト
07-28(日)16時34分|ヘビ
|コメント:0
|トラックバック: 0
|Λ

シャバ国立保護区のロッジに居た鮮やかな緑色の蛇。東アフリカには緑色の蛇は多種居るのでハッキリとは分かりませんが、おそらくブームスラング(boomslang /
Dispholidus typus)の緑色型だと思われます。もし間違っていたら教えてください。とても臆病で、もっと大きく写そうと近づいたらそそくさと逃げてしまいました。
ケニアにはヘビの仲間も多種生息していますが、なかなか人前に姿を現すことはありません。またケニア人はヘビを見つけると大抵袋叩きにして殺してしまうので、人が居る地域でヘビに出くわすのは困難です。無闇に野生動物を殺すのは好ましいことではありませんが、危険な毒蛇が多く、実際に被害を受ける人も少なくないので仕方ないのかもしれません。ケニア野生生物公社ではヘビを見かけたら殺さずに社に通報するように市民に通達しており、生け捕りにされたヘビはスネーク・パークなどに送られます。
本種ブームスラングはナミヘビ科ブームスラング属、一属一種の毒蛇で、ヤマカガシと同様、毒牙を奥に持ちます(後牙類)。ケニアに生息する毒蛇の中でも指折りの強力な毒(出血毒)を持ち、咬まれた場合成人男性でも抗血清を打たなければ死に至るほどです。ただし本種は非常におとなしく、毒の回りもとても遅いため、実際に危険なヘビというわけではないそうです。昼行性・樹上性のヘビで、主にアガマやカメレオンなどの樹上性のトカゲ類を捕食しています。目が非常に大きく、更に鼻が尖っていることから立体視によって獲物との距離を正確に計ることが出来ます。体長は最大で1.8m、細長い体型をしています。
いつもご訪問ありがとうございます。ブログランキングに参加しています。上のアイコンを1日1クリックしていただけると励みになります。
04-29(月)21時54分|ヘビ
|コメント:0
|トラックバック: 0
|Λ

スナウテッド・ナイトアダー(Snouted Night Adder /
Causus defilippi)。東アフリカの沿岸地域に生息するクサリヘビ科の毒ヘビです。クサリヘビ科のヘビは太く短い種が多いですが、本種は細身で体長40cm程、これでも大人です。両生類を主に捕食しており、人を殺すほどの毒は持っていないようです。ちなみに東アフリカで最も人を殺しているヘビは同じくクサリヘビ科のパフアダー、出会ったときに最も危険なのはコブラ科のブラックマンバです。ブラックマンバは非常に獰猛な上に毒も超強力で、咬まれれば最長でも一時間、最短だと十分でお陀仏とのことです。脚(無いけど)も速くて足場の悪いブッシュで約時速20kmで走るとのことで、もし襲われたら逃げるのは諦めて戦ったほうがマシとのことです(汗)。危険な毒ヘビが多いせいか、ケニア人はヘビを見つけるとすぐに袋叩きにして殺してしまいます。かわいそう。
カメラ: Pentax K-5
レンズ: DA☆300mm F4.0
絞り: F7.1
露出時間: 1/320 sec
ISO感度: 6400
アフリカ雑貨・写真集などいつもご訪問ありがとうございます。ブログランキングに参加しています。上のアイコンを1日1クリックしていただけると励みになります。
08-23(木)21時45分|ヘビ
|コメント:0
|トラックバック: 0
|Λ