
アバデア国立公園のロッジに現れたオオブチジェネット(Blotched Genet /
Genetta tigrina)。ネコに良く似ていますが、ジェネットはネコ科ではなくジャコウネコ科の仲間です。ジャコウネコ(麝香猫)の名の由来は、臭腺から分泌される液が香料や薬などに利用されてきた事に依ります。ジャコウネコ科は他にネコ科、マングース科、ハイエナ科などを含むネコ亜目の中でも最も原始的なグループで、ほとんどの種が比較的小型(最大の種でも体長1メートル足らず)で夜行性です。またジャコウネコ科は他に日本にも帰化しているハクビシンや、最近一部で人気のビントロングなどを含みます。オオブチジェネットはサハラ砂漠以南の森林に広く生息しており、小鳥や昆虫などの小動物を捕食します。このジェネットは人工光に誘われて集まった昆虫をしきりに漁っていました。体長は40~55cm、尾の長さも体長とほぼ同じです。

↑なんとロッジのスタッフに餌付けされていました。イエネコじゃないんだから・・・
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01-21(火)16時24分|ジャコウネコ
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東ツァボ国立公園のニシキスズメ雌(Green-Winged Pytilia /
Pytilia melba)。雄は顔から胸にかけて鮮やかな赤からオレンジのグラデーションになります。このニシキスズメ、
ホウオウジャクから托卵のターゲットになっている種なのですが、不思議なことにホウオウジャクはツァボ周辺でかなり普通に見かける一方で、ニシキスズメは今回初めて観察されました。托卵される側の方が遥かに少ない個体数だとは考えにくいので、恐らくニシキスズメは位置や時間などの理由で人目に付きにくいのでしょう。
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01-17(金)16時40分|フィンチ
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夜間アバデア国立公園内のロッジの前に姿を現したモリイノシシ(Giant Forest Hog /
Hylochoerus meinertzhagen)。世界最大のブタの仲間で、オスは最大で体重280kgにも達します。(イボイノシシは最大105㎏、イノシシは通常最大90㎏ほどですが、記録としては300㎏を超える大物が仕留められた事もあるそうです。)オスはメスより大型になり、成長すると目の両脇にお皿のようなイボが発達し、オス同士でこのイボをぶつけ合って闘争するそうです。名前の通り深い森を好んで生息しています。植物食を中心とする雑食性で、時に肉を求めてハイエナやヒョウから獲物を奪うそうです。モリイノシシよりはるかに大きいバッファローをも時に仕留めるブチハイエナから獲物を奪うとは、にわかには信じ難いですが、実際に一頭のモリイノシシの目の前をブチハイエナが通り過ぎたのにもかかわらず、モリイノシシは悠然と草を食み続けていた様子(下の写真)を見ると、彼らはハイエナを全く恐れていないのかもしれません。しかしブチハイエナをも恐れぬモリイノシシもライオンには弱いようで、以前ここアバデア国立公園にライオンが再移入された際に、絶滅危惧種のボンゴと共に大幅に数を減らしてしまったということです。ボンゴ保護のためにライオンは再び捕獲されて他の保護区に移送され、モリイノシシも個体数を回復したようで、今では夕暮れから夜にかけてロッジから沢山のモリイノシシを観察することができます。

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01-12(日)16時50分|モリイノシシ
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帰国第一号の記事は、アバデア国立公園のキンバネオナガタイヨウチョウ(Golden-winged Sunbird /
Drepanorhynchus reichenowi)。その名の通り黄金の翼を持つ大変美しいタイヨウチョウです。標高1800mから3400mまでの高地に生息しており、ここアバデアの他、ケニア山の森林限界前後でも多くのキンバネオナガタイヨウチョウが花の蜜を吸う様子が観察できました。
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01-11(土)15時41分|タイヨウチョウ
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