
雨の中のシロサイ (White Rhinoceros / Ceratotherium simum)。アフリカにはシロサイとクロサイが居るのですが、名前の付け方がとてもいい加減です。体色はどちらも似たようなもので、シロサイの方が白いというわけではありません。写真を見て頂くと分かると思いますが、シロサイの口は横に長い形をしています。そこで付けられた名前がWide-mouthed Rhinocerosだったのですが、いつの間にかWideが訛ってWhiteに、mouthedが取れてWhite Rhinocerosに、片方がWhiteだからもう片割れはBlack Rhinocerosだ、そして和名はその直訳というわけです。ちなみにクロサイはちょっとした象の鼻のような、良く動く逆三角形の上唇をしています。ケニアのシロサイは密猟により一度絶滅しており、現在みられるのは南アフリカより移入、定着した個体群です。写真のサイには耳に切れ込みがありますが、これは個体識別用につけられた印です。本当なら野生のサイに人工的な傷はつけたくありませんが、密猟者が虎視眈々と狙っている現状では致し方ありませんね。
カメラ: Pentax K-5
レンズ: DA☆300mm F4.0
絞り: F4.0
露出時間: 1/320 sec
ISO感度: 6400
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