
ケニアには二種類のダチョウが居ます。お馴染みのダチョウ(Common Ostrich / Struthio camelus)と、写真のソマリダチョウ(Somali Ostrich / Struthio molybdophanes)。資料によってソマリダチョウはダチョウの亜種扱いだったり別種扱いだったりするのですが、亜種扱いの場合はS. c. molybdophanesになります。普通のダチョウは更に4亜種に分かれて、ケニアに居るダチョウはマサイダチョウ(S. c. massaicus)です。ややこしいですね。ソマリダチョウとマサイダチョウの違いは一目瞭然、雄ソマリダチョウの首と脚は青いのです。雄の羽は黒いという点では同じなのですが、ソマリダチョウは黒さのレベルが違って、物凄く黒い、まさに漆黒です。逆に雌の見た目にはあまり違いはありません。また見た目だけではなく生態も多少違いがあって、ダチョウは開けた草原を好み、地上に生えている草を好んで食べます(グレイザー)が、ソマリダチョウは潅木の茂る土地を好み、潅木の木の葉を好んで食べます(ブラウザー)。両種は交配可能だそうですが、多少問題があるそうなのでやはり別種扱いの方が適当なのかもしれません。東ツァボ国立公園にて。
カメラ: Pentax K-5
レンズ: DA☆300mm F4.0
絞り: F4.0
露出時間: 1/1250 sec
ISO感度: 200
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