ケニアで川が海に流れ込むところ、すなわち干潟の汽水域はもれなくマングローブ林になっています。マングローブ林はヒルギの仲間などの、塩水でも生息できる特別な木で構成されていて、水鳥や魚、甲殻類、貝類などから構成される豊かな生態系を支えています。干潟の泥はデトリタス(有機物の粒子や微生物の複合体)を豊かに含んでおり、シオマネキなどの多くの生き物がそれを濾しとって食料にしています。

↑草食性のカニ(
Neosarmatium meinerti)。落ちてきたマングローブの葉を食べる。

↑シオマネキの一種(
Uca chorophthalmus)。小さい鋏で泥をつまんで口に運び、泥に付着したデトリタスを濾しとって食べる。巨大な鋏を持っているのはオスだけ。
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01-19(土)22時15分|海洋生物
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