
アフリカの夜の帝王、クロワシミミズク(Verreaux's Eagle-Owl / Bubo lacteus)。つぶらな瞳と眠そうなピンクのまぶたがキュートなフクロウですが、体長66cm、体重2kg、アフリカの夜の空を支配する、アフリカ最大最強のフクロウです。これで奇しくもアフリカ最大のフクロウと最小のフクロウを押さえることができました。獲物は捕らえられる大きさの動物なら昆虫からサルなどの哺乳類まで何でも襲い、大型の猛禽であるダルマワシやヘビクイワシさえも寝込みを襲って捕食すると言うから驚きです。またハリネズミを好んで捕食する珍しい動物で、食べるときは背中の棘だらけの皮を器用に剥がして食べます。
営巣は他の猛禽など大型鳥類の古巣を利用し、雌は二個の卵を産みます。最初に孵化した雛に優先的に餌を与えるので、充分な量の獲物を獲られなければ二羽目の雛は餓死してしまいます。帝王の子供と言えども、野生の世界はなかなかシビアですね。
西ツァボ国立公園にて。
カメラ: Pentax K-5
レンズ: DA☆300mm F4.0
絞り: F5.6
露出時間: 1/400 sec
ISO感度: 1600
アフリカ雑貨・写真集など
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