
ナクル湖国立公園のペリカン。ナクル湖といえばかつてはフラミンゴの大群で有名でしたが,今はペリカンがフラミンゴに取って代わっています。というのも、このナクル湖,かつてはその強いアルカリ性の水(ソーダ湖)のため、魚が住んでいませんでした。しかし蚊の駆除のためにアルカリ性に強い魚を放流したところ,その魚を目当てにペリカンが集まるようになったとのこと。逆にフラミンゴの餌となっていた甲殻類(エビなど)は魚による捕食のため数が減少、したがって甲殻類を餌とするフラミンゴも減ってしまったとのことです。この写真でも奥に少数フラミンゴが居ますね。自然をいじると思わぬところにトバッチリが来るというわかりやすい例です。

手前の数羽の拡大表示。ちょっとピントがずれてるね。
撮影データ
カメラ: Pentax K-5
レンズ: DA☆300mm F4.0
絞り: F5.0
露出時間: 1/1000 sec
ISO感度: 200